新しい商標

音・動き・色・ホログラム・位置


平成27年(2015年)から、新たに商標が加わります。

これまでの、文字、図形、記号、立体的形状などの商標に加えて、
音・動き・色・ホログラム・位置の商標が登録できるようになります。

既に海外では、これらの商標の登録が認められていました。
日本でも、国際調和の観点から、やっと認められるようになったんですね。

音の商標


音の商標というと、どのような音を連想しますか?
例えば、テレビコマーシャルで流れる短いフレーズや、パソコンの起動音などがありますね。

音の商標の出願方法は、商標記載欄に「楽譜や文字、またはその組み合わせ」を記載します。
そして、添付物件としてCD-RまたはDVD-Rを提出します。
願書を電子出願した時には、出願の後遅滞なく、CD-RまたはDVD-Rを提出します。

位置の商標


位置の商標については、どうのような商標が想像がつきますか?
位置商標とは、図形商標の一種として認識されています。
図形の商標と、位置の組み合わせによって構成されています。

願書には、図形を記載して、保護を求める商標の部分を実線で描写して、
形状等の保護を求めない部分について、破線または点線で描写します。
また、【商標の詳細な説明】の欄を設けて、位置の商標を特定するたまに執拗な事項などを記載します。

色の商標


色の商標を出願する際には、【商標の詳細な説明】の欄を設けて、
色の商標を特定するための色彩名や三原色の配合率、色見本帳の番号、色の組み合わせなどを記載します。

ホログラムの商標


ホログラムの商標を出願する際には、【商標の詳細な説明】の欄を設けて、ホログラム商標を構成する標章(文字、図形等)の説明と、
ホログラフィーその他の方法による視覚効果(立体的に描写される効果、光の反射により輝いて見える効果、
見る角度により別の表示面が見える効果など。)による標章の変化の状態についての具体的かつ明確な説明を記載します。

動きの商標


動きの商標を出願する際には、【商標の詳細な説明】の欄を設けて、動き商標を構成する標章(文字、図形等)の説明と、
時間経過に伴う標章の変化の状態(変化の順番、全体の所要時間等)についての具体的かつ明確な説明を記載します。



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